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人工軽量骨材について


技術資料


経済性

軽量コンクリートの経済性
(鉄骨造建築物の構造部分直接工事費試算)

鉄骨造大型建築物の地上階スラブに軽量コンクリート(γ=1.85)を使用して建物躯体の軽量化を図ることにより、構造部分の直接工事費がどの程度軽減できるのかを試算しました。
2011年試算(PDF) 2008年試算(PDF)

自己収縮低減

世界の軽量コンクリート/自己収縮低減

 欧米では、軽量骨材を高強度コンクリートの自己収縮低減材として使用するための研究が盛んに行われています。2004年、国際会議で発表された論文「軽量骨材コンクリートに特異な移動現象−自己養生および塩化物の浸透」(K.van Breugel 2004/CANMET/ACI International Conference)から、その一部を紹介します。
 「低水セメント比コンクリートの自己収縮は、水和初期の相対湿度の低下とそれに伴う毛管圧力の上昇に起因し、高強度コンクリートの初期ひび割れの危険性を高めている。吸水させた軽量骨材は内部から水を放出することで、コンクリート内部の相対湿度の低下を抑制する。また、飽和状態の軽量骨材が、すぐにでも放出できる水の量は、高強度コンクリートの初期水和に必要な量を十分上回ることが確認できた。」とのことです。さらに、天然骨材の25%程度を置換するだけでも自己収縮が大幅に低減できることなどが、報告されています。
 なお、この論文の和訳がございます。ご希望の方は当協会までご連絡ください。

軽量骨材の飽和度が異なる場合のコンクリートの自己収縮性状

ALA CONCRETE