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2016/4/11 ALA通信クラブ 65号 人工軽量骨材(ALA)協会
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弊協会活動にご理解・ご指導・ご協力を賜っている方々にお送りしております。
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INDEX
●建築分野: (1)「JR新宿ミライナタワー」(新宿駅新南口ビル)
(2)「六本木三丁目東地区プロジェクト オフィス棟」
(3)「東京ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワー」
(4)「大手町フィナンシャルシティグランキューブ」
●土木分野: (5)大阪市内の鉄道架道橋新設工事
●トピックス: (6)建築学会にて梗概発表
●「ひとりごと」 :(7)アジテータ車
▲▲▲ 建築分野 ▲▲▲
1.「JR新宿ミライナタワー」(新宿駅新南口ビル)
JR新宿駅、新南口に高さ約170mの超高層複合ビルが新宿の新たなランドマークとして
完成しました。
オフィス、商業施設の他、文化・情報発信の拠点となる多目的ホール、屋外広場、保育
園、クリニック等を設置してさまざまな人々が集い、回遊する新たな交流の場とするこ
とで、新宿エリアの更なる賑わいの創出に寄与しています。
9階~32階の床スラブに軽量コンクリート1種が使用されました。
構造:S造、一部SRC造 規模:地上32階/地下2階 延べ床面積:111,000平方メートル
用途:オフィス(5~32階)、商業施設(1~4階)
設計:JR東日本 東京工事事務所 施工:大林・大成・鉄建建設共同企業体
2.「六本木三丁目東地区プロジェクト オフィス棟」
東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅に隣接した約2.7haの広大な区域に、オフィス棟
(40階)、住宅棟(27階)、商業棟(3階)の3つの施設で構成される大規模複合施設が出来
ます。
駅直結というビジネスにこの上ない環境、都内主要エリアにスムーズにアクセスでき、
洗練されたグリーンガラスデザインの外観となっています。
2003年にオープンした泉ガーデンタワーと合わせて六本木に新たな街が創出されます。
2階以上の床スラブに軽量コンクリート1種が使用されました。
構造:S造・SRC造・RC造 規模:地上40階/地下5階 延べ床面積:202,500平方メートル
用途:事務所、店舗、駐車場
設計:日建設計 施工:大成・大林 建設共同企業体
3. 「東京ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワー」(紀尾井町計画ホテルオフィス棟)
旧赤坂プリンスホテル跡地に建設中の超高層複合ビルが完成します。1~4階には商業施
設の「紀尾井テラス」が、5~28階はオフィスが入り、高層部の30~36階にはホテル
「ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町」となります。
オフィスフロアーの大部分には、東京ミッドタウンから移転してくるヤフーが入居する
そうです。
5階以上の床スラブに軽量コンクリート1種が使用されました。
構造:S造、一部RC造、SRC造 規模:地上36階/地下2階
延べ床面積(全体):227,200平方メートル
用途:商業施設、オフィス、ホテル
設計:日建設計 施工:鹿島・鉄建・熊谷建設共同企業体
4.「大手町フィナンシャルシティグランキューブ」(大手町一丁目第三地区再開発A棟)
大手町で建設されていた超高層オフィスビルが出来ます。地下鉄5路線「大手町」駅に
直結、「東京」駅からも地下でダイレクトアクセス可能、首都高速出入り口隣接、成田
空港へリムジンバス発着等、多彩なアクセスにより国内外へ良好な利便性を備えていま
す。また、地下部分では話題となった「大手町温泉」が営業されます。
2階以上の床スラブに軽量コンクート1種が使用されました。
構造:地上S造(一部CFT造)、地下SRC造 規模:地上31階、地下4階
延べ床面積:193,800平方メートル 用途:オフィス
設計:三菱地所設計・NTTファシリティーズ 施工:戸田建設
▲▲▲ 土木分野 ▲▲▲
5. 大阪市内の鉄道架道橋新設工事
大阪市内の鉄道架道橋新設工事において、上部工が軽量コンクリート2種であることを
前提に、下部工が昭和62~63年に設計・施工されていたため、今回軽量コンクリートが
採用されました。構造形式はポストテンション式プレストレスコンクリート下路桁で、
主桁部および床版部について軽量コンクリート2種が打設されています。打設された橋
長(支間)は40mを超えており、設計強度40N/平方ミリメートルの高強度コンクリート
となりました。
PC橋梁に対する軽量コンクリート2種を使用した実績は少ないことから、事前に充分な
検討を行い、配合選定および圧送や締固めなどの施工性について確認されました。
軽量コンクリートは、自重の軽減によって下部工への負担が少なくなり、耐震性の向上
や施工省力化などトータル建設コストの削減につながることも考えられます。今後、橋
梁など土木分野における補修、更新などを含めて適用の拡大が期待されます。
▲▲▲ トピックス ▲▲▲
6. 建築学会にて梗概発表
今年度の建築学会大会は福岡大学(福岡県福岡市)にて8月24~26日に開催されます。
学術講演会において、弊協会から軽量骨材の内部養生効果に着目したコンクリートの初
期養生の合理化に向けた研究発表を行う予定です。内部養生というと、高強度コンク
リートの自己収縮低減に関するものが多かったのですが、今回の発表は普通強度域のコ
ンクリートの初期養生に関してのものです。透気性や収縮ひずみの観点から、効果を評
価しています。詳細については、今しばらくお待ちください。
▲▲▲ ひとりごと ▲▲▲
7. アジテータ車
生コンクリートを運搬する生コン車、俗に言うアジテータ車、トラックミキサ等だが、
それぞれ英語でagitateとmixは若干意味合いが異なっている。前者は揺り動かす、かき
まわすといった意味で、後者は練り混ぜることである。本来、輸送中の生コンの材料分
離を抑制するための撹拌が目的であろうが、場合によっては重力式ミキサと同様に練混
ぜにも用いられるケースもあるということだろうか。
ちなみに、agitateには人の心をかき乱す、興奮させるといった意味も有している。わ
くわく興奮させるようなコンクリートとはどのようなものだろうか、と余計なことまで
連想してしまった。
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●ALA協会からのご案内
“”“”“ ALAの生産・出荷/平成27歴年(1―12月) ”“”“”
G(粗骨材) S(細骨材) 合計 (単位:立方メートル)
生産量 231,251 9,712 240,963
出荷量 208,362 11,609 219,971(対前年同期 108.1%)
用途別出荷構成 生コンクリート 84.5 %
プレキャストコンクリート 12.0
その他 3.5
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●軽量コンクリートに関する技術資料を発行しております。
ご希望の方は、http://suites.is-assoc.co.jp/~ala/ をクリックし、開きましたら垂れ幕の「活動内容」 をクリックして、技術資料インデックスをご確認ください。
ご希望の方にはお送りします。E-mail:ala@chive.ocn.ne.jpにてお知らせ下さい。
◎ご意見お聞かせください。(配信停止希望連絡等含む)
E-mail:ala@chive.ocn.ne.jp
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人工軽量骨材(ALA)協会
東京都台東区上野1丁目12番地2号 亀田ビル3F
TEL/FAX 03-3837-0445 〒110-0005
http://www3.ocn.ne.jp/~ala/
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ALA協会員社(URL)
宇部興産株式会社 http://www.ube.co.jp
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太平洋セメント株式会社 http://www.taiheiyo-cement.co.jp
日本メサライト工業株式会社 http://www.mitsui-kinzoku.co.jp/group/mesalite/
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