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ALAメールマガジン

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2010/04/09 ALA通信クラブ 41号   人工軽量骨材(ALA)協会
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○このご案内は、ALA協会の人工軽量骨材に関するメール配信サービスにご了承い
 ただいている方や、弊協会活動にご理解・ご指導・ご協力を賜っている方々にお送
 りしております。

 配信の停止を希望される方は、誠に申し訳ないのですが、末尾の幣協会のアドレス
 までその旨をご連絡頂けますようお願申し上げます。

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INDEX
建築分野: (1)「リバーシティM-SQUARE」(大川端O棟)竣工
      (2)「住友不動産青葉台タワー(ラ・トゥール青葉台)」
(青葉台3丁目計画)
      (3)「芝公園プロジェクト」竣工
      (4)中層事務所ビルに軽量コンクリートが使用されました。
         ★★ 8階建て・9階建て各1棟、10階建て2棟の採用例 ★★
      (5)共同住宅に軽量コンクリートが使用されました。
      (6)御堂筋フロントタワー竣工
      (7)★★ ALAニュースNo.7号、8号発行 ★★
トピックス (8)セムズ(太平洋セメント㈱季刊誌) 2010年1月号掲載記事より
      (9)2009年度日本建築学会関東支部研究発表会から論文紹介
ライトの散策(10)「21年度出荷統計速報」

▲▲▲ 建築分野 ▲▲▲

1.「リバーシティM-SQUARE」(大川端O棟)竣工
 東京都中央区佃2丁目で建設が進められていたオフィスビルが完成しました。
 1988年から開発事業が進められていた「大川端リバーシティ21」の事業はこのビル
が最後の建物となりこのたび竣工することで完結を迎えました。周りは超高層住宅
に囲まれ周辺から見下ろされる立地のため屋上緑化も上から眺めることを意識した
デザインとなっています。
屋上の防水押さえコンクリートとして軽量コンクリート1種(1.85)が使用されまし
 た。
 規模はS・SRC造 地下1階地上8階建て延床面積27,242平方メートル、三井住友建設
 株式会社の設計・施工です。

2.「住友不動産青葉台タワー(ラ・トゥール青葉台)」(青葉台3丁目計画)
 東京都目黒区青葉台三丁目で建設が進められていた複合ビルが完成しました。
 建設場所は東急田園都市線「池尻大橋駅」徒歩7分、京王井の頭線「神泉駅」徒歩8
 分JR山手線「渋谷駅」徒歩14分の立地です。近くに大橋ジャンクションが新しく設
 けられて、そこから眺めると国道246号沿いに一際目立つグリーンを基調としたカー
 テンウォールの外壁が見えます。
 2階~20階がオフィス、21階~33階が共同住宅(121戸)の複合ビルで、2階~20階の
 床スラブに軽量コンクリート1種(1.85)が使用されました。
 建物の周囲は公開空地を広く取り入れ歩行者が自由に通行出来る通路になっていま
 す。
 規模はS・一部SRC・RC造 地下3階地上33階建て延床面積55,753平方メートル。
 設計・監理:日建設計 施工:清水建設

3.「芝公園プロジェクト」竣工
 港区芝公園2丁目で建設が進められていたオフィスビルが完成しました。オフィス・
 店舗・共同住宅で構成されたスマートな高層ビルです。2階以上の床スラブに軽量
 コンクリート1種(1.90)が使用されました。
 規模はS・SRC造 地下2階地上24階建て延べ床面積16,712平方メートル
 設計・施工は竹中工務店

4. 中層事務所ビルに軽量コンクリートが使用されました。
 1)渋谷駅周辺で3棟のビルが建設
 ・SHIBUYA PLACE(道玄坂一丁目計画)
  構造:S造地下1階地上10階 延べ床面積4,500平方メートル
  設計:日建設計 施工:東急建設 用途:事務所

 ・渋谷桜丘スクエア(渋谷桜丘計画)
  構造:S造地下1階地上10階 延べ床面積8,460平方メートル
  設計:日本設計・東急建設JV 施工:東急建設 用途:店舗・事務所

 ・SHIBUYA FLAG(渋谷宇田川町ビル)
  構造:S造地下2階地上9階 延べ床面積7,980平方メートル
  設計:山下設計 施工:前田建設工業 用途:商業施設

 2)池袋西口駅前に1棟のビルが建設
 ・エソラ池袋(池袋12番街区ビル)
  構造:S造地下1階地上8階 延べ床面積8,565平方メートル
  設計:プランテック総合計画事務所 
  施工:竹中工務店 
  用途:飲食・ファッション店

 上記のビル4棟はいずれも10階以下で述べ面積1万平方メートルの中規模ビルですが
 2階以上の床スラブに軽量コンクリート1種が使用されました。

5.共同住宅に軽量コンクリートが使用されました。
 ・VIDA文京区本郷(文京区本郷3丁目マンション)
  構造:SRC造地上14階地下無し 
  設計:エスエイオー 施工:未来図建設
  4階からR階の躯体に軽量コンクリート1種が使用されました。
  間口が狭く奥行きがあるペンシル型のため軽量コンクリートが採用されました。

6.御堂筋フロントタワー竣工
 平成22年1月、大阪市北区曽根崎に新たなオフィスタワーが完成しました。近年再
 開発が進む大阪駅周辺エリアですが、その中でも「御堂筋フロントタワー」は名前
 の通り御堂筋に面し、また大阪駅・梅田駅・北新地駅等の各路線の駅とも至近距離
 にあるビジネスポテンシャルの高い立地です。
 床スラブには軽量コンクリート1種が採用され、構造物の軽量化を図ると共に、経
 済性の面で寄与しています。
 構造:S造20階地下1階 延床面積:18,271平方メートル
 設計:三菱地所設計 施工:鹿島建設

7.ALAニュースNo.7号、8号発行
 これまでも、新たな知見などが得られるたびに発行してまいりましたALAニュースで
 すが、今回、ユーザーからの問い合わせの多い、コンクリートの単位水量に関する
 ものを発行しました。
 No.7号「単位水量がポンプ圧送ならびに耐久性に及ぼす影響」では、軽量コンクリ
 ートのポンプ圧送性を改善するには多少単位水量を大きくする必要があることや、
 単位水量を大きくしても乾燥収縮にはほとんど影響を与えないことなどを報告して
 います。また、No.8号「軽量コンクリートの単位水量測定方法」ではエアメーター
 法(注水・無注水)、静電容量法、電子レンジ法について共通試験を行ないました。軽
 量コンクリートの推定単位水量は普通コンクリートのそれに比べて、いずれの試験
 方法でもかなりばらつく結果となりましたが、試料をコンクリートとする試験方法
 の方が多少精度良く推定できることを報告しています。内容については当協会のホー
 ムページをご覧ください。

▲▲▲ トピックス ▲▲▲

8.セムズ(太平洋セメント(株)季刊誌) 2010年1月号掲載記事より:「中性子ラジオ
 グラフィによる軽量骨材-セメントペースト間における水分移動の可視化」
 人工軽量骨材とセメントペースト間の水分挙動に関して、中性子ラジオグラフィを
 利用し定量化した結果について紹介されています。人工軽量骨材中の水分が長期間
 にわたってセメントペーストに供給されることにより水和反応を促進し、自己養生
 効果があることはこれまでにも報告されています(ALAホームページを参照下さい)。
 このことは定性的には確認されていますが、どれくらいの量の水が、どの程度の範
 囲まで、どのタイミングで供給されるかなどについては明らかにされていないのが
 現状であり、これを解明しようという目的で研究が行なわれています。結果の一例
 として、人工軽量骨材の内部からセメントペーストへの水分移動が材齢14日以降も
 緩やかに継続することが確認されました。水分移動の現象が可視化できること、非
 破壊でできることは非常に意義があることであり、今後適用範囲が広がるものと考
 えられます。詳細につきましては、セムズ本文をご参照下さい。

9.文献紹介:セメントを用いないコンクリートへの自己養生機能の付与効果に関する
 研究
 野々山聡 伊藤渉 今本啓一(東京理科大)2009年度日本建築学会関東支部研究発
 表会
 本論は軽量骨材による自己養生機能を通常のセメントとは異なる、廃石膏ボード微
 粉末・高炉スラグ・フライアッシュの混合粉体を結合材として使用したコンクリー
 ト(以下、CCCコンクリート)において確認するものです。
 CCCコンクリートは硬化する際に、十分な水を必要とし、自己収縮が大きい等の欠点
 がありますが、これらの欠点に対して軽量骨材と組合せることで、収縮ひずみの低
 減等を実現しています。軽量骨材からの水分供給が収縮低減等に寄与していると考
 えられます。また、論文中では、CCCコンクリートについて、壁状部材に使用した際
 の応力解析も実施しています。
 このように、通常のセメントよりも養生水を必要とするCCCコンクリート中において
 も、軽量骨材からの水分供給があることが確認された内容となっております。

▲▲▲ ライトの散策 ▲▲▲

10.平成21年度ALA統計出荷速報
 ALAは平成19年度に出荷量の谷底を経験したが20年度はやや持ち直し、本21年度
 はV字回復が期待されていた。結果は、各社の速報値の集計によれば、278千立方メ
 ートルを上回った模様である。
 ALAの出荷量は平成18年度が312千立方メートル(軽量盛土約15千立方メートル含
 む)に対し19年度は239千立方メートル(以下軽量盛土含まず)と大幅に低下、20年
 度は259千立方メートルとやや持ち直していた。21年度が今一つ延び悩んだ理由とし
 て、本年1月以降主に関西地区の再開発物件の工事端境期の影響による落ち込みがあ
 り、1-3月で対前年13千立方メートルの減が響いた。
 
       ========================

●ALA協会からのご案内
   “”“”“ ALAの生産・出荷/平成21年度(1―12月) ”“”“” 
      G(粗骨材) S(細骨材)  合計   (単位:立方メートル)
  生産量  280,953   4,662 285,615
  出荷量  262,427   6,928  269,355(対前年同期 108.4%)
 用途別出荷構成  生コンクリート      72.2 % 
          プレキャストコンクリート 24.6
          その他           3.1
           
           ~~~~~~~~~~~~~~~~~ 

●軽量コンクリートに関する技術資料を発行しております。
 ご希望の方は、http://suites.is-assoc.co.jp/~ala/ をクリックし、開きました
 ら垂れ幕の「活動内容」をクリックして、技術資料インデックスをご確認ください。
 ご希望の方にはお送りします。E-mail:ala@chive.ocn.ne.jpにてお知らせ下さい。

●ホームページに土木の施工実績をアップいたしました。ご参照ください。

◎ご意見お聞かせください。(配信停止希望連絡等含む)
  E-mail:ala@chive.ocn.ne.jp

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    人工軽量骨材(ALA)協会
          東京都台東区上野1丁目12番地2号 亀田ビル3F
          TEL/FAX 03-3837-0445 〒110-0005
          http://www3.ocn.ne.jp/~ala/
          E-mail: ala@chive.ocn.ne.jp

       ARTIFICIAL LIGHT-WEIGHT AGGREGATE ASSOCIATION
               ALA協会員社(URL)
 宇部興産株式会社      http://www.ube.co.jp
 住友大阪セメント株式会社  http://www.soc.co.jp
 太平洋セメント株式会社   http://www.taiheiyo-cement.co.jp
 日本メサライト工業株式会社 http://www.mitsui-kinzoku.co.jp/group/mesalite/
    

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