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ALAメールマガジン

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2008/07/01   ALA通信クラブ 34号   人工軽量骨材(ALA)協会
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          *フォントは等幅フォントをお使い下さい。

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○このご案内は、ALA協会の人工軽量骨材に関するメール配信サービスにご了承い
 ただいている方や、弊協会活動にご理解・ご指導・ご協力を賜っている方々にお送
 りしております。

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INDEX
  建築分野:   (1)文化学院の新校舎が完成
          (2)八重洲ファーストファイナンシャルビル
          (3)住友不動産千代田ファーストビル南館
          (4)新橋東急ビル(新橋四丁目計画)
          (5)新横浜中央ビル(新横浜駅ビル)
  土木分野:   (6)東北新幹線に軽量コンクリートを採用
  製品分野:   (7)ブロックメーカーから問合せ
  トピックス   (8)建築学会大会
  ライトの散策  (9)多摩大橋が土木学会 田中賞
  上野近景    (10)へぎそば
  協会からのご案内(11)協会の新役員、19年度出荷高
          (12)アイデア募集中

★★★★ 建築分野 ★★★★

1.文化学院の新校舎が完成
 東京・神田駿河台で旧校舎の建て替え工事が行われていた文化学院が完成しました。
1937年に竣工した旧校舎本館は、正面にアーチを配したRC造4階建てで、昭和初期を
代表する名建築といわれたそうです。旧校舎のアーチ部は上階を切断して2階建ての
 モニュメントとなっています。
 新校舎は創設者の一人である西村氏の孫にあたる坂倉建築研究所の坂倉所長が設計。
旧校舎のイメージを生かしたデザインとのことです。
  構造:地下1階・地上14階 S造・一部RC
  延べ面積:9,218平方メートル
  設計:坂倉建築研究所
  施工:鹿島建設
 2階以上の床スラブに軽量コンクリート(1.85)が使用されました。

2.八重洲ファーストファイナンシャルビル(八重洲一丁目計画)に軽量コンクリート使用
 場所は東京駅八重洲口、東京メトロ日本橋駅前です。外壁は格子状のカーテンウォー
ルで四隅にガラスカーテンウォールが取り付けられています。
  構造:S及びSRC造、地下3階地上20階建て
  延べ面積:約4万5千平方メートル 
  設計:日建設計
  施工:竹中工務店
 2階以上の床スラブに軽量コンクリート2種(1.65)が使用されました。

3.住友不動産千代田ファーストビル南館(西神田三丁目南計画)に軽量コンクリート使用
 すでに完成している東館、西館の道路を挟んで三棟目となる南館が建設されました。
 外壁は黒を基調としたガラスとタイルを組み合わせたカーテンウォールで重厚な感じ
がします。
 2,3階がイベントホール、4階以上がオフィス棟になっています。
  構造:S一部SRC造、地下1階・地上14階建て
  設計:日建設計
  施工:三井住友建設
 2階以上の床スラブに軽量コンクリート1種(1.85)が使用されました。

4.新橋東急ビル(新橋四丁目計画)に軽量コンクリート使用
 JR新橋駅近くで建設されていたビルが完成しました。
 外壁はみかげ石のカーテンウォールですっきりした建物になっています。
  構造:S一部SRC造、地下1階・地上16階建て
  延べ面積:15,124平方メートル、低層部は店舗、4階以上は賃貸オフイスビル、
  設計:三菱地所設計
  施工:鹿島建設。
 2階以上の床スラブに軽量コンクリート1種(1.85)が使用されました。

5.新横浜中央ビル(新横浜駅ビル)オープン
 少し前になりますが、3月に新横浜中央ビルがオープンしました。
 JR新横浜駅と直結したこのビルは、地上19階、地下4階の商業・オフィス・ホテル等
 の複合施設です。軽量コンクリートは地上階の床に約9,200立方メートル使用されま
 した。
 ビル建設工事は新横浜駅付近の交通アクセス向上、バリアフリー化、渋滞緩和等に向
けた歩道整備や駅改修も併せて行われたため、新横浜北口の景観も新しい表情を見せ
るとともに、人の流れも大きく変わるのではないでしょうか。

 新横浜中央ビル概要
  施主:JR東海、
  設計:日建設計・JR東海コンサルタント
  施工:大林組JV、
  延床面積:約90,000平方メートル
  高さ:約75m
  用途:商業・オフィス・ホテル

★★★★ 土木分野 ★★★★

6.東北新幹線に軽量コンクリートを採用
 東北新幹線(八戸・新青森間)の十和田砂土路川橋梁に軽量コンクリートが採用され
 ました。鋼鉄道橋においては従来より非合成部材の路盤コンクリートは全て軽量コン
クリートが採用されている。今回も軽量1種(単位容積質量1.85t/立方メート
 ル、21-18-15N)が約1500立方メートル採用されました。
 本工事は、盛岡・八戸間をさらに青森市まで延伸する延長約82kmの路線で、通過する
沿線市町村としては八戸市、五戸町、おいらせ町、六戸町、東北町、十和田市、七戸
町、青森市の3市5町となっています。駅は、既に開業している八戸駅の他に七戸駅
(仮称)と新青森駅の設置が予定されています。終着の新青森駅舎のデザインは、歴
史・郷愁を感じさせる縄文時代の集落のたたずまいを表現し、活気と賑わいのある街
づくりを目指しているようです。現在も工事は行われており、2010年度の全線開
通予定です。

★★★★ 製品分野 ★★★★

7.ブロックメーカーから問合せが増えています
 最近、よくブロックメーカーの方から軽量骨材(主に細骨材)の問合せをいただきま
す。ブロックメーカーとしては、新製品開発の一環で軽量骨材を使用したブロックを
検討しているとのことです。一部のブロックメーカーには既に、軽量骨材の出荷もあ
りました。
あるブロックメーカーの担当者に聞いた話ですが、最近はブロック積みの作業員の高
齢化の問題があり、ブロック積みの作業負荷軽減のため、ブロックの軽量化は他商品
との差別化にもつながるため非常に重要で、軽量骨材を使用することでブロック1個
当たり30%程度の軽量化が可能だそうです。
もしかすると、読者の皆様もどこかで軽量ブロックに出会うかもしれませんね。

★★★★ トピックス ★★★★

8.建築学会大会にて軽量コンクリートの単位容積質量について研究発表
 当協会で行った軽量コンクリートの単位容積質量に関する試験結果を9月に行われる
日本建築学会大会(中国)の学術講演会にて発表されます。軽量コンクリートの単位
寸法や養生方法を変えた場合など様々な条件で測定しております。試験の結果、試験
体寸法がφ15×30cmの場合、測定値と推定式はよく合致することなどが確認されまし
 た。詳細については、梗概集をご覧ください。

★★★★ ライトの散策 ★★★★

9.軽量コンクリートが使用された多摩大橋が土木学会 田中賞 作品部門 受賞
 軽量コンクリート2種を歩道部分の嵩上げに使用した多摩大橋が土木学会田中賞作品
 部門を受賞いたしました。土木学会 田中賞は橋梁・鋼構造工学に関する優秀な業績
 に対して授与されている土木学会賞です。橋梁・鋼構造部門の賞ですが、軽量コンク
 リートも優れた作品の一メンバーとして使用されていることを思うと、当協会として
 も喜ばしい限りです。

 橋梁の概要は以下の通り
  企業者:東京都建設局
  設計者:パシフィックコンサルタンツ(株)
  施工者:松尾橋梁(株),(株)ピーエス三菱,(株)飯田土建,戸田建設(株),
      (株)熊谷組
  所在地:東京都八王子市小宮町375番地~東京都昭島市中神3丁目12番地
  形式:(上部工)7径間連続PC床版鋼箱桁主径間補剛アーチ橋,(下部工)RC張出
     式橋脚(ニューマチックケーソン基礎),逆T式橋台(直接基礎)
  橋長:461.080m
  支間割:51.980m+3@50.3m+50.8m+150.9m+54.5m

★★★★ 上野近景 ★★★★

10.へぎそば
 呑み助の私がこの協会に出入りするたびに良く使うお店「朱鷺」がすぐ近くにある。
 その名の如く、新潟のお酒が得意の店で、何と新潟県人会の階下に位置する。
 もう一つ、以前から気になっていた近場のそば屋を最近探訪した。
 「へぎそば」・・・なんとこれも新潟の名産であった。そこで「新潟」が気になっ
 た。調べたら旧岩崎邸が江戸末期まで越後高田藩の江戸屋敷であったそうな。
 ここ湯島界隈は天神様と銭形平次の黒門町ばかりと思い込んでいたが、池之端の旧岩
 崎邸の名残もなかなかのものだと、感心しつつ、布海苔をつなぎに使った小千谷名物
 「へぎそば」をもう一度味わってみよう。名残は他にもあるかも知れない。

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★★★★ 協会からのご案内 ★★★★

11.協会の新役員
 去る5月28日開催の第47回定時総会において新役員が下記のとおり就任しました。
 ご支援をたまわりますようお願い申し上げます。
  会 長    石澤  清  (太平洋セメント株式会社)
  副会長    川zア 正士 (日本メサライト工業株式会社)
  理 事    佐藤 津義 (宇部興産株式会社)
  理 事    木川 達郎 (住友大阪セメント株式会社)
  監 事    奥野  勇  (宇部興産株式会社)
  事務部会長  高橋 英機 (太平洋セメント株式会社)
  技術部会長  成川 史春 (日本メサライト工業株式会社)

12.アイデア募集中
 ALA協会では軽量骨材や軽量コンクリートに関る新しい活用法に関するアイデアを
 広く募集しております。ご提案いただいたアイデアは審査のうえ、その内容に応じて
 懸賞金を差し上げるべく準備しております。皆様の奮ってのご応募をお待ちしており
 ます。

 “”“”“ ALAの生産・出荷/平成19年度(会計年) ”“”“” 
       G(粗骨材) S(細骨材)  合計   (単位:立方メートル)
   生産量  237,835   11,497  249,332
   出荷量  232,373   6,716   239,089
   用途別出荷構成
     生コンクリート       72.6 % 
     プレキャストコンクリート  23.1
     その他            4.3

●軽量コンクリートに関する技術資料を発行しております。
 ご希望の方は、http://suites.is-assoc.co.jp/~ala/ をクリックし、開きました
 ら垂れ幕の「活動内容」をクリックして、技術資料インデックスをご確認ください。
 ご希望の方にはお送りします。E-mail:ala@chive.ocn.ne.jpにてお知らせ下さい。

◎ご意見お聞かせください。(配信停止希望連絡等含む)
  E-mail:ala@chive.ocn.ne.jp

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    人工軽量骨材(ALA)協会
          東京都台東区上野1丁目12番地2号 亀田ビル3F
          TEL/FAX 03-3837-0445 〒110-0005
          http://www3.ocn.ne.jp/~ala/
          E-mail: ala@chive.ocn.ne.jp

       ARTIFICIAL LIGHT-WEIGHT AGGREGATE ASSOCIATION
               ALA協会員社(URL)
 宇部興産株式会社      http://www.ube.co.jp
 住友大阪セメント株式会社  http://www.soc.co.jp
 太平洋セメント株式会社   http://www.taiheiyo-cement.co.jp
 日本メサライト工業株式会社 http://www.mitsui-kinzoku.co.jp/group/mesalite/

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