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2023/10/10 ALA通信クラブ 94号 人工軽量骨材(ALA)協会
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INDEX
●建築分野: 1. 「五反田JPビルディング」(五反田計画)
2. 「住友不動産東京三田ガーデンタワー」(三田三・四地区再開発)
3. 「川崎市新本庁舎」
4. 「アトムメディカル新本社屋」
●トピックス:5. 「建築学会大会・土木学会大会」
●ひとりごと:6. 「10月10日は何の日?」
▲▲▲ 建築分野 ▲▲▲
1.「五反田JPビルディング」(五反田計画)
日本郵政不動産が自社開発の「旧ゆうぽうと」跡地で進められている大規模複合施設で、2023年12月竣工予定です。
五反田エリアは鉄道、自動車どちらの交通利便性も高く商業施設も多く、また、ここ最近ではスタートアップ企業が集積し新しいビジネス拠点として注目を集めています。3~12階にオフィス、14~20階にホテルが配置されています。外観は全面ガラス張りでオフィス階は縦に伸びた石張りのマリオンが取り付けられ、低層部は一部3層の吹き抜けのダイナミックなデザインです。
5~12階、15~20階、PHRの床スラブに軽量コンクリート1種が使用されました。
呼び強度(27・30) コンクリート比重(1.85) スランプ(18)
S/SRC造 地上20階、地下3階 延床面積(69,000平方メートル)
基本設計:日本郵政 実施設計・施工:大林組
用途:事務所、ホテル、多目的ホール、商業施設等
2.「住友不動産東京三田ガーデンタワー」(三田三・四地区再開発)
東京都港区三田三丁目に新設された超高層ビルが竣工しました。田町、三田エリアで最高層(215m)のビルとなります。外観はガラスカーテンウォールで、隣の「住友不動産三田ツインビル西館」同様、赤煉瓦色をアクセントとしたデザインです。歩道橋の架け替と併せた歩行者デッキの新設により、地域の利便性の向上にも貢献しています。2~42階の床スラブに軽量コンクリート1種が使用されました。
呼び強度(24・27) コンクリート比重(1.90) スランプ(21)
S/RC造 地上42階、地下4階 延床面積(199,705平方メートル)
設計:久米設計 施工:大林組 用途:事務所、貸会議室、店舗、駐車場等
3.「川崎市新本庁舎」
昭和13年に建設された旧本庁舎は築70年以上経過し、施設、設備の老朽化、耐震補強工事の実施が困難であるため旧本庁舎跡地で建て替え工事を令和2年5月に着手し、令和5年6月に竣工して11月にオープンの予定です。
旧本庁舎は近代化遺産として一定の価値があることから、時計塔や玄関など外観の一部を低層棟の南側に復元しました。また旧本庁舎の基礎杭には松杭が採用され、長さ5m、太さ25cm程度の松杭が約1,200本打ち込まれ約80年もの間、旧本庁舎を支え続けたそうです。
新庁舎は災害対策活動の中枢拠点としても機能し、これまで床面積の不足等から本庁機能が分散し行政サービス低下や庁内執行体制の非効率化の解消に寄与することでしょう。
外観は石張りのマリオンが最上階まで延びて重厚感のあるデザインです。6~25階の床スラブに軽量コンクリート1種が使用されました。
呼び強度(24) コンクリート比重(1.90) スランプ(21)
S/SRC/RC造 地上25階、地下2階 延床面積(62,356平方メートル)
設計:久米設計 施工:大成建設 用途:庁舎(事務所)、駐車場
4.「アトムメディカル新本社屋」
東京都文京区本郷三丁目で建設されていたオフィスビルが完成しました。矩形の平面デザインで、正面側と後側はガラス張り、両側は塗装仕上げのカテンウォールです。シンプルですっきりしたデザインになっています。2階~10階の床スラブに軽量コンクリート1種が使用されました。
呼び強度(27・30) コンクリート比重(1.85) スランプ(15)
S造 地上10階、地下無し 延床面積(4,590平方メートル)
設計:INA新建築研究所 施工:熊谷組 用途:事務所
▲▲▲ トピックス ▲▲▲
5.「建築学会大会・土木学会大会」
9月と言えば、日本建築学会大会、土木学会全国大会の開催月です。日本建築学会大会は9/12-15に京都にて開催、土木学会全国大会は9/11-15に広島で開催されました。どちらの大会もオンラインと対面開催の併用開催でした。両大会とも対面開催については、4年ぶりの開催とあって、発表者もこれまでのオンライン発表と違った感覚があったのではないでしょうか。
さて、軽量骨材・コンクリートに関する発表については、寂しいことに発表数が減っております。講演プログラムをざっと眺めてみると、日本建築学会で6編程度、土木学会では2編程度の発表がありました。
日本建築学会大会では梗概集がダウンロード版のみとなりました。梗概集の有り様も、冊子からCD,DVDを経て、ダウンロード版へ変化しました。電話帳のように分厚い梗概集が懐かしく思います。
▲▲▲ ひとりごと ▲▲▲
6.「10月10日は何の日?」
酷暑と言われた暑さもようやくおさまり、スポーツなど屋外で体を動かすのにも良い季節になりました。1960年代生まれの筆者にとっては、いまだに10月10日は「体育の日」というのが頭から抜けませんが、10月10日をネットで調べてみると色々な記念日が登録されています。「まぐろの日」:聖武天皇のお供で明石に赴いた山部赤人が726年10月10日に、マグロ漁を称えた歌を詠んだ。「赤ちゃんの日」:妊娠期間が十月十日(とつきとうか)と言われていることにちなんで、赤ちゃん用品を販売する企業が制定。「目の愛護デー」:10を90度傾けると目と眉の形に見えるから。等々その他にも「島の日」や「世界メンタルヘルスデー」などがあります。
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●ALA協会からのご案内
”“”“” ALAの生産・出荷/2022年度(2022年4月~2023年3月) ”“”“”
G(粗骨材) S(細骨材) 合計 (単位:立方メートル)
生産量 145,586 15,426 161,012
出荷量 145,524 16,694 162,218(対前年同期比105.2%)
用途別出荷構成 生コンクリート 91.7 %
プレキャストコンクリート 4.9 %
その他 3.4 %
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