軽量コンクリートでスリム化
建築面積に対して建物高さが高い場合、あるいは平面プランにおける短辺方向と長辺方向の比率が極端な場合に軽量 コンクリートでは図のようなメリットがあります。
所要の間取り、居住性が確保でき、トータルコストでみると経済的です。
上記のようなケースから年間十数件以上で軽量コンクリートが採用されており、
「工事費全体ではコストダウンになった」とユーザー様から好評を得ています。
採用例
北区に建つこの集合住宅は、敷地の形状と部屋数の確保から建物が扁平になり、地震時の転倒・杭の引抜き防止の観点から軽量 コンクリートが採用されました。
以下に建物の概要ならびに形状を紹介します。
●物件の概要
所在地
東京都北区
敷地面積(m
2
)
271.52
用途
集合住宅(賃貸)
建築面積(m
2
)
183.12
構造形式
SRC造
延床面積(m
2
)
1325.48
階数
地上10階、塔屋1階
軒高(m)
29.3
抗種(支持層深さ)
アースドリル場所打杭(GL-12m)
最高の高さ(m)
29.7
階別使用コンクリート種別
2階床以下
普通コンクリート(Fc=21N/mm
2
、ρ=2.3)
2階床以上
軽量コンクリート2種(Fc=21N/mm
2
、ρ=1.7)
なお、煙突など塔状建造物の場合にも上記と同様なことがいえます。
実例としては高さ127mの煙突の60m以上部分に軽量 コンクリートを採用したものなど、過去に十数件あります。
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